2016年4月22日
「草の王」の花が咲いています。
駐車場に「草の王」の花が咲いています。この雑草は我が梅原家では祖父の代から
(その前は分かりませんが)わざわざ近くに植えてあり、切り傷やこすった傷に
「草の王」の葉を少し取って水洗いしたものを揉んで、汁の出た状態の葉を傷口に
ケアリーブなどの傷テープで固定をします。そうしますと大げさでなく、
ほとんど2日も有れば治ってしまいます。
通常傷口が炎症を起こし赤くなって痛いまま1週間ほどかかる傷が、
炎症を起こさずあっとゆう間に治ってしまいます。
昔、お花の先生がハサミでざっくり切った時、草の王で処置をした後病院に
言った時「何を使ってで止血をしたのか、きれいに血が止まってますね。」と
びっくりされたそうです。止血効果も有り傷もすぐに治ってしまいますが、
汁にはアルカロイドを含み一般的には毒の成分もあるので、個人的には
お勧めしたいのですが、保証の限りではありません。私の店では従業員も
良く知って経験があるので、切り傷をしたらすぐに草の王を取りに走ります。
余談ですが、2001年に私が東京世田谷の奥沢駅前の
中山フローリストの亡くなられた中山晃さんにお世話になって、
オランダに2週間程フラワーデザインの勉強に連れて行ってもらった時、
アムステルダムの東にあるズウォレの宿泊したホテルの
近くの住宅の庭に「草の王」を見つけました。
たぶん江戸時代にプラントハンターでもあったシーボルトが
オランダに持ち帰った種から広がったのではと、とても感動しました。